ジャカルタのビルやホテルやショッピングモールで日本と違う階数表記に戸惑ったことはありませんか…
私も来たばかりの時、Lt,1(日本で言う一階と直訳)がはるか上にあることに驚き、そしていまだにジャカルタのショッピングモールで迷子になっています。
なぜこんな分かりづらい表記なんでしょう??この気持ちを他の国の人に分かって欲しくて、図に表してみました。
皆さんに教えてもらったことや、階数の意味と考え方についてまとめてみました。
アメリカ式とイギリス式が混在するジャカルタのビルの階数表記
ジャカルタのショッピングモールは、ロビーが1Fと表記されている日本やアメリカと同様のモールと、
一階がGFとなっているヨーロッパと同様の表記のモールがあります。
- 1Fから数えるのを便宜上アメリカ式、
- GFから数えるのを便宜上イギリス式、
とします。
アメリカ式の階数表示なのはジャカルタでも古いショッピングモールであることが多いそうで、プラザ・インドネシアや、プラザ・スナヤンは日本人でも分かりやすいです。
そしてインドネシアのショッピングモールでややこしいのが、イギリス式なんだけどUpper Groundという、イギリス式で1Fに該当するものが、UGと表記されていることがある、ということです。例えば、ガンダリアシティや、コタカサブランカモール。
分かりやすく、図にしてみました。↓

どうです?!
わかりづらいでしょう?!
1Fが日本で言う3Fになるわけです。遠い…1階のはずなのに遠いよ…
UGの他にもあるインドネシアのわかりづらい階数表記
Upper groundの他にもある!インドネシアで見かけたこんな表記。
3A
4階の表記が何故かされず、3Aと表示されます。
13も表示されていない場所が多く、13,14が並ぶと12A,12B,となっていたりします。
LG
Upper ground の反対、Ground Floor のしたはLower Groundと呼ばれます。
MZ
一階と二階の間にMZというものもあり、こちらはMEZZANINE (メザニン)FLOORの略で、日本語で言う中二階ということだそうです。
LGM
MZの地下バージョンもあり、LGMという階があり、これは「Lower ground dan mezzanine」ということです。これは日本で言うB1だそうで、並びとしては『LG→LGM→GF→UG→1→2』という並びになります。
LGMが日本で言うB1だそうです。
なぜインドネシアはこんな分かりづらい階数表記なのか?
なぜこんな分かりづらい表記なのでしょうか。ネット上で聞いてみたところ、
とか、
とかいう意見をいただきました。
昔の建物(プラザインドネシア、タマンアングレック、プラザスナヤンなど)は比較的階数表示が分かりやすい、ということから、最近階数の制限について規制がされたのでしょうか。
UGとかMZとかくっつけて意地でも3階以上は作らんぞ…!という意志の強さを感じるモールもチラホラ、なんだろ、3階以上作ると法人税が高くなるとか??
真相は謎のまま…統一されていないため、インドネシア人すらも混乱をしているようですが、そのまま何も統一しないあたりティダアパアパのインドネシアらしさを感じました。