インドネシアに住んで一年以上たちますが、意外とインドネシアのお菓子を食べたことが無く過ごしていました。
見た目と味の予想が付きづらい、
色合いがなんとなく美味しくなさそう…
食べたことがないくせに、そんな感想を抱いていたのですが、
といっているかたを発見、え、そうだったの?じゃぁ私が食べないでいたあれやこれは、食べたらめっちゃ美味しかったのでは…?
でもなんだかよくわからないし、ということでまずはインドネシアのお菓子について知ろうではないか!と、この本を購入してみました!
Contents
THE PASTRY COLLECTION 日本人が知らない世界の郷土菓子をめぐる旅 PART2 アジア編
この本、Twitterの在尼鍋会がきっかけで知ったのですが、参加してくださっている方のお宅でメダンの郷土菓子を作ったそうです。
インドネシアの郷土菓子、感想
この本によると、インドネシアで主に使われているお菓子の特徴は
- ココナッツ
- お米
- パームシュガー
- サゴ
- パンダンリーフ
- ドリアン
だそうです。
サゴってなんだろう?初めて聞きましたが、サゴヤシから取れるデンプンだそうです。
パンダンリーフは日本で言う抹茶的な感じでいろんなお菓子やパンに入っていて、緑色がついたお菓子には大体入ってます。
こちらの本で紹介されているなかで食べたことがあるお菓子としては、以前バリに遊びに行ったときにみつけたレイヤーケーキ(kueh lapis)は食べたことがあったかも。見た目がバウムクーヘンみたいで食べるまでに抵抗が無かったです。
インドネシアではドリアンのお菓子が人気
ドリアンを素材に使ったお菓子、確かにインドネシアでドリアンが人気なだけあって、スーパーでも餅アイス(雪見大福のようなもの)のフレーバーにちゃっかりドリアン味があったり、アイスキャンディーのドリアン味、なんてものも売っています。
↑の画像はドリアンをクレープで包んだ、ドリアンパンケーキという料理だそう。
そういえばこんなお菓子を市場で見たような?ドリアンと知らずに食べていたらびっくりしていたと思うので、中身の正体を知っておけてよかったです。
インドネシアのスマトラ島メダンはドリアンの名産地だそうで、ドリアンを使った郷土菓子が紹介されていました。
ドリアンをそもそも食べる勇気がないのでどうかなーと思うんですが、日本に居て食べようと思ったらとても高価なので、インドネシアにいる間一回くらいは挑戦してみたいです。
Kelepon
First crack coffeeへいったときに、クレポンケーキ↑というこんな感じのケーキが売っていて、これは一体…?!と、怪しんで手を出さなかったのですが、正体が分かりました。
中にパームシュガーの入ったパンダンリーフのお菓子だったようです。
この前First crack coffeeでチョコレート塩キャラメルケーキを食べたらものすごくおいしかったので、次回はクレポンケーキにも挑戦してみたいと思います。
気になる!見たことないインドネシアのお菓子
今回読んでみたお菓子の中で気になったのがマナドのお菓子、Klapertart(クラパタルト)です!
ココナッツ風味のカスタード生地の上にレーズンやナッツをのせて焼いた、ラム酒を効かせたタルトだそう…マナドはキリスト教徒が多い土地だそうなのでこういうお菓子も可能なんですね。
ラム酒とココナッツってめちゃくちゃ美味しそうじゃないですか…?インドネシアにいる間これだけは食べて帰らねば、と心に決めました!!
インドネシア以外の郷土菓子も見てて楽しい。
本には、紹介したお菓子以外にも様々な土地の郷土菓子が紹介されていました。アジア編とありますが、中央アジアも網羅しているので例えばカザフスタン。
働いていた時にカザフスタンから毎年謎のハイカロリーお菓子が会社に送られてきて、よくわからないままうまい、うまい、と食べていたのですが、この本のお陰でやっと正体が判明しました。

クッキーのようなパイのような生地にクルミと砂糖の何かがサンドされているお菓子、これだー!パフラヴァというらしいです。
贈られてきたときにはクルミからとクッキー生地からでた油で箱がべとべとになっていてこれはハイカロリー。。。と心して食べていたものでしたが、とても美味しかったです。
そして、こちらの本、写真もとても綺麗で、その土地ならではの美しい食器の写真も楽しむことが出来たりして、眺めているだけでも楽しい本でした!
いくつかのお菓子はレシピものっていて、著者の方の旅のこぼれ話も読めたりして二度三度楽しめました。アジア圏に興味のある方はぜひぜひ読んでみてください。