私の主人は英語が全然話せない!!と常々言っています。それでも海外駐在二回目にいたっている主人。
海外赴任には、どれくらいの英語力が必要になるのか?
海外赴任を任される社員の英語力は本当に高いのか?
海外赴任者300人によるTOEICの結果や、
実際に主人が受けたアメリカ人からの英語についての虐め・苦悩を紹介しました。
さらに、実際に海外駐在している海外駐在員にアンケートを行った結果わかった、役に立った英語学習法、役に立たなかった英語学習法・やっておけばよかった学習法、さらに海外駐在をしているのに英語が上達しない人の特徴をご紹介します。
海外赴任の可能性がある人がぜひ準備してください!
Contents
海外赴任になった海外駐在員のTOEICの点数
週刊プレジデントの行った海外赴任者300人によるアンケート結果、『海外赴任している現在』のTOEICスコアより。
このグラフを見ると、海外赴任者の約1/3のTOEICは800点以上。でも、800点に満たない人の層が一番多い。
さらに、400点以下のTOEICの点数の海外駐在員もすくなからずいる、ということがわかりました。
はい。うちの主人です。
TOEICは320点。
なのに、海外駐在2回目(1回目はオーストラリア、2回目はインドネシア)…というミラクル…
人事の視点からすると英語が出来る社員を選んでいるわけではなく、
- 駐在できる専門技術を持っているか、(ローカルの人にはない経験や知識があるか)
- 好奇心が強いか
- チャレンジ精神があるか
など、個人の伸びしろを見て選んでいる場合が多いそうです。
海外駐在員の英語への苦悩
現地で海外駐在員が直面する英語の苦悩・つらかったこととしては下記のような苦悩がありました。
主人からの愚痴も含みます。
などなど、毎日主人から英語に対しての苦労話が飛び出します。
たしかに、私も一回カザフスタンからの電話をとった時、最初はロシア語を話しているのかと思ってびっくりして先輩に電話を渡したら、
「これ、英語だよ。」って言われたことがあったなぁ…。
ネイティブスピーカーはノンネイティブに死ぬほど冷たい
これはうちの主人が実際体験した話です。
英語が社内の共通言語に採用されている会社のネイティブスピーカーはたまにノンネイティブに死ぬほど冷たいです。
アメリカ人に多いような気がしていますが、主人がたどたどしい英語を話すと
『お前は何を言っているのかわからない』
話すのがダメならとメールで報告をしても読まない、
じゃあメールをプリントアウトして手渡しするとそのままゴミ箱へポイされたそうです。
まるで虐めっこみたいなことをするアメリカ人の上司です。
主人の英語が分からないんじゃなくて、聞く気が無いんですよ、だってノンネイティブの同僚とは英語で意思疎通して仕事が出来ているわけですから。
いま世界ではいろいろな国の英語の多様性を認めるべきだという運動が広がっていますが、他の国の言葉を勉強したことのないアメリカ人の一部にはこういう嫌な奴がいます。
海外駐在員のすすめる英語学習法
実際に海外駐在している海外駐在員にアンケートを行った結果わかった、
役に立った英語学習法、役に立たなかった英語学習法、やっておけばよかった英語学習法をご紹介します。
役に立たなかった英語学習法
せっかく勉強してきたのに実践では全く役に立たなかった英語学習方法はこちら。
役に立った英語学習法
では、逆に役に立った英語学習方法とは?というと、実はオンライン英会話だったそうです。
オンライン英会話といっても、特別な英語プログラムを受けたわけではないそう。
役に立ったこと・立たなかったことを比較すると、
自分の仕事内容で予測できそうなシチュエーションをあらかじめ自分で想定し、
オンライン英会話で実際に話してみて、
先生に添削してもらう、のが実践で役に立つ英会話学習法のようです。
安くて月額で話し放題のオンライン英会話ならなんでもよいですが、DMM英会話が海外在住者に人気。月額5,500円~で、業界大手のため講師が多いので予約も取りやすく毎日話せます。
その他のオンライン英会話の特徴はこちらでも紹介しています。
やっておけばよかったと後悔した学習
日本の歴史・文化についてもっと勉強しておけばよかった、という意見が多数でした。
たしかに外国の方と話すとき、日本の文化に興味を持ってくれて質問されても、どう説明したらいいかわからなかったり、英語でなんと表現すればいいのかわからなかったり…。
そういうとき、私はこちらの本が参考になりました。


通訳を30年以上している方が監修された英語で日本紹介ハンドブック。冠婚葬祭にかかる金額、トイレ事情、世界と比較した日本の物価など、日本人でも良く知らないような細かい事まで英語と日本語両方で解説してくれてあります。
英語も難しくなく、初級レベルでも話せる単語ばかり。
海外に行っても英語が上達しない人の行動
ところで、わが主人は海外転勤を2回命じられ、一か所はがちがちの英語圏だったにもかかわらずどうして英語が上達していない(と本人は言っている)のでしょうか?
海外に行っても英語が上達しない人にはこのような行動が見られます。
- (日本人の)駐在員仲間とばかりつるむ
- 日本語のSNSに興じる
では、現地で英語を上達させるには何をしたらいいのか?
- 意識的に日本語から距離を置き、英語に触れる時間を最大限に増やす
- 簡単な英語を恥ずかしがらずに使ってみる
たとえば、英語が上達した駐在員の方はこのように行動していました。
意識的に日本語から距離を置き、英語に触れる時間を最大限に増やす
簡単な英語を恥ずかしがらずに使ってみる
会議中にパワポをつかって指しながら『Important things are this… and this…』とか。
こういう簡単な言い回しのテクニックは、スティーブソレイシーの英会話ペラペラビジネス100で沢山紹介されていて、私もついつい難しい表現にしがちなので、この本はとても役に立ち、kindleで購入して読んでいます。(無料でネットから音声のDLできました。)
この本で役立ったことのレビューもいずれ書きたいです。
海外駐在員の英語力と、おすすめの学習法、感想
日本語が得意な外国人の友達を見ても、どの人も日本に興味を持ってガンガン話しかけてきてくれるタイプの人ばかりです。
日本人で英語が話せない人はあの積極性が足りないのか…とおもいました。なんだか今回この。調査を読んで、受け身でいることが多い自分ももう少し積極性をもって人とかかわらなければいけないな…と反省しました。
それと同時に、慣れない職場環境で、英語のやり取りにストレスを抱えながら働いてくれている主人に感謝をしなくてはいけない、と思いました。