今回は地震が起きた場合どういった対応をすればいいのかまとめました。
インドネシアでは毎年地震が起きており、世界的に有名なリゾート地のバリや、日本人駐在員の多いジャカルタでも2019年は体感できる揺れの大きさの地震がありました。
母国以外の国で災害に見舞われたらどうすればいいのか、日ごろから何の準備もしていなかったのでヒヤッとしました。
そこで今回は、下記の内容を自分の備忘録のためにも纏めることにしました。
海外で災害が起きた場合の対処
防災リュックの中身はどんなものを用意しておけばいいのか?
高層マンションで火災が起きた場合の対処法
Contents
日ごろからできる防災対策。
下記、地震や災害に備えたいろいろな防災対策を紹介します。
防災対策①外務省公式防災情報『たびレジ』の登録
外務省が管理し、世界の災害情報や安全情報を発信をしている『たびレジ』に登録しましょう。(外務省のたびレジ登録サイトはこの記事の下にリンクを貼ってあります。)
駐在の方(滞在3ヶ月以上)は「在留届」を在外公館に提出していれば、同様のメールが届きます。
防災対策②防災グッズの準備
現金、パスポート、ビザ、常備薬や眼鏡のスペアなどが入ったリュックを用意しましょう。
また、水や食料など一週間分の食料を備蓄しましょう。
防災対策③連絡先や連絡手段の確認、電話番号などのアップデート
- 家族や学校の緊急連絡先、緊急事態時の集合場所の確認
- 勤め先の会社の連絡先の確認
- 日本語の通じる病院への連絡先の確認
Wi-fiがあるのでさぼりがちになってしまいますが、テレコムセル(等)のスマホのチャージはマメに行いましょう。

防災グッヅ:避難用リュック、食料の備蓄
基本的には、防災用の入れ物は両手が空くリュックが良いと言われています。
有事の際にさっと持ち出せるように、日ごろから防災リュックの準備しておきましょう。
中に入れると良いものは下記の通り。
粉塵防止用のマスク
M3社の、アメリカの衛生研究所から認定されたかなり高精度のマスクです。こちらはインフルエンザが流行した時に会社から配布されたもので、存在を知りました。
病気のウイルスも防いでくれ、パンデミック(感染症の流行)防止にもなりますし、地震の際の粉塵防止にも利用できます。地震で倒壊した建物からは、アスベスト等の有害な物質がたくさん含まれているので吸い込むのを避けたい。
つけて写真とってみました。四角いです。防虫剤散布してる人みたいに見えるかな?
鼻のところはちゃんとスポンジみたいなものが入ってて、隙間から粉塵が入りづらいようになってます。
普通のマスクより、口の回りに空間があるので息苦しさはあんまり感じません。 pic.twitter.com/WQLwZLJjtj— ジャカルタにいる鳥🐦 (@Wataridonari) August 22, 2019
光、情報収集原の確保
電気が通らなくなった時に使えるように懐中電灯を用意しておきましょう。
先月、ジャワ島全体で大規模停電があり10時間以上の停電が起きました。
地震でなくてもふと電気が止まってしまう国なので、もっていて損はありません。
まず非常時に必要なのが、水とライトと言われています。
自動翻訳機をDLしておいたスマホ、そのスマホを充電もできるライトや、予備のバッテリーがあればいいですね。
ジャカルタであれば懐中電灯くらいはACEやスーパーで販売しています。
緊急食糧
賞味期限の長い食料(カロリーメイトや米)
それ以外にも怪我をした場合に備えた衛生用品や、替えのソックスや下着、タオル。ガラス破片等、危険がいっぱいの災害時に、怪我ややけど防止に軍手は必需品です。
ライターは、ライフライン断絶時の照明の着火や煮炊きに必要になります。
非常時にすぐに履いて逃げられるように、裏口にスニーカーも置いておくと良いですね。
海外で地震が起きたらどうしたら?
高層マンションにお住まいであれば、耐震設備がされているとおもいますのでビルがぽきっと折れる可能性は低いと思いますが、お住いのアパートメントのスタッフの指示に従いましょう。とっさのことなのでアナウンスはインドネシア語だけになると思います。
火災、地震、くらいの単語は覚えておいた方が良いと思います。
- 地震はgempa(グンパ)
- 火事はkebakaran (クバカラン)
です。
『地震が起こったら インドネシア語版』は、災害時のインドネシア語の参考になります。
耐震のため高層ビルは揺れる構造になっているので、シャンデリアなど天井にぶら下がっているものの落下に気をつけましょう。
エレベーターは利用せず、非常階段を使って非難しましょう。
1章めで確認した家族への連絡を使って安否確認をしましょう。
高層ビルや高層マンションで火災が起きた場合の避難方法

地震により、火災が発生した場合の避難方法は下記の通り。
- 濡れたタオルを口に当てて高温の煙を吸って肺を焼かないようにする
- なるべく低い姿勢で移動する(煙は高いところに行くため)
日本には必ず避難用ハッチがベランダに設置されていますが、ジャカルタのアパートについているのを見たことがありません。
また、はしご車が届くのは13階までと言われていますが、地震が起きていろんな場所で火災が発生した場合到着が遅れることが容易に想像できます。
つまり、現実的な避難経路は非常階段のみとなります。
新しいアパートに住んだら、一度非常階段を使って下まで降りる訓練をした方が良いと思われます。
アパートのどの位置に階段が通じているのか、地上の安全な場所に行くまでにどういう経路で行けばいいのか、が把握できます。
会社に勤めていた時は32階~38階にオフィスがありましたが、四半期に一度必ず防災訓練で一回まで下りる練習がありました。
翌日必ず筋肉痛になりました…階段を下りるだけで脚へ負担があるので日ごろから歩くように心がけたいです。
海外での防災対策、日ごろから準備をしておきましょう。
最近インドネシアで地震が多いので、先日の地震をきっかけに防災準備をしておこうと思いました。
特に、一番重要な水がいつもウォーターサーバーのガロンしか常備していないので持ち運びできるペットボトルの水は家にありませんでした。子供たちの分もあるので、備蓄しておこうと思いました。
参考:
外務省HP:https://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
財団法人福島県国際交流協会:http://www.worldvillage.org/bousai/shizen_02.html