2019年10月に、一部食品を除くすべての消費税が10%に引き上げられます。
10%ということは、一万円の買い物をすれば1,000円の消費税…
1,000円あればランチに行けますね!
今まで面倒でスルーしていた免税措置を利用して日本の一時帰国でお得に買い物をしませんか?
海外に住んでいると住民税は払わなくてもいいけど、日本にいたら受けられる恩恵が受けられないですよね。
たとえば…
- 2019年10月から3歳以上の子供の保育園は無償化される
- 子供手当を貰える
- 外国株の二重課税を確定申告で還付してもらえる
等々…これらはすべて海外にいたらできません。
だったら日本に戻ったときはせめて免税で節約しましょう!免税範囲から、購入から出国までの簡単な流れを説明しました。
Contents
どんな人が免税を受けられるの?

国土交通省の免税サイト(http://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/)
をみてみると、このような定義となっています。
日本人の対象者
- 海外駐在員と、その家族
- 2年以上外国に滞在する目的で出国している人
- 既に2年以上外国に滞在している人
①~③どれかに上記に当てはまる人が、休暇のため一時帰国で日本に入国しかつ滞在期間が6か月未満の場合
ということで、おそらく全員の海外駐在員の方は一時帰国で免税を利用できます!
免税を受けられるお店

お店が国土交通省に免税店になる申請を出し、それが通ればどのお店も免税制度を取り扱うことが出来ます。
こちらに全国の免税店を検索できる、国土交通省作成のPDFリストがあるので活用してください。
http://tax-freeshop.jnto.go.jp/eng/index.php
消費者側からの目印として、上記の『Japan Tax-Free Shop』と書かれたマークがついているお店は免税を受けることが出来ます。
例えば、ビッグカメラなどの大型量販店、大手薬局チェーン、ユニクロ、ドン・キホーテ、高級ブランドのお店…
基本的に中国人が爆買いしているようなお店は減税対象になっているはず!
免税を受ける方法!
免税を受ける方法は簡単にまとめると下記の通り。
- 免税を受けられるお店で、税抜き価格で商品を購入。
- 購入店で「 購入者誓約書」を作成。パスポートに添付。
- 赴任先の国に戻るまで、商品を開封しないで保管する。
- 免税を受けた商品は手荷物として飛行機に乗る
- 税関で「 購入者誓約書」のついたパスポートと購入品を見せる。
以下、それぞれ説明をしていきます。
免税を受けられる商品と、最低購入金額

以下の品目が免税を受けることが出来ます。
- 家電製品
- 着物
- カバン
同一店舗における一日の合計購入金額が一万円なら免税
- 飲料品
- 化粧品
- 食品
- 薬品
同一店舗における1日の消耗品の合計購入金額が、
5千円を超え、50万円までの範囲内のものなら免税
注意
一般物品と消耗品の合算は出来ません。
例えばビッグカメラでドライヤー5,000円分(一般物品)と、お酒(消耗品)を5,000円分買ったなら消耗品のお酒5,000円分しか免税になりません。
免税品の購入まで
では、どうやって免税を受ければよいのでしょうか?
上記の表を見ていただくとわかりやすいです。
TAXFREEと書かれているレジまで持っていきます。(書かれていない場合もあるけど、大手のお店なら普通のレジとTAXFREEのレジで分かれているはず)
購入したい品物を、パスポートの提示と、KITAS(滞在ビザ)の提示をすると、日本人でも消費税を抜いた金額で商品を販売してくれます。
そちらで「購入者誓約書」を書きます。(書類はお店側でもらえます。)
それをパスポートに貼ります。
出国までの注意点
消費税抜きで購入できましたが、出国まで気を抜いてはいけません!下記事項に注意しましょう。
出国までは開封禁止!(勿論使用も禁止)
一般物品と消耗品のうち、消耗品は海外で消費するための購入ということが条件ですので、日本にいる間開封・使用してはいけません。
免税店側にも包装については下記の条件が義務付けられています。
① 出国までに破損しない⼗分な強度を有すること
※ 果物等の鮮度維持のため 等の鮮度維持のために内容物を容易に取り出せない大きさの穴を開けることは許される
② 開封した場合に開封したことが分かるシールで封印すること
なので…例えば
新しく免税範囲でスマートフォン(一般物品)を買って早く使いたいから開けちゃった~というのはOK!
美味しそうなお菓子(消耗品)をたくさん買ったんだけど、子供がぐざるから、開けちゃった~というのはNG!
手荷物として携帯しよう!
非居住者は出国に際して税関に、パスポート等に貼付された「
ということは、駐在先の国に戻る際に、購入物を手荷物として機内に持ち込む必要があります!
決して機内預けのスーツケースの中に入れないでください。
最後に
簡単に、消費税の免税方法をまとめてみました。東京オリンピック開催に近づき、国土交通省も免税店の導入を進めています。東京であればたくさん免税を利用できるお店があるので、活用しようと思いました!
ただ、手荷物で持ち込まなければいけないということろがネックなので、小さくて高価なもの…デジカメやスマホといった電化製品などを購入するのに向いていると思いました。