以前の駐在先オーストラリアで、まったくお米を食べないストイック生活をしていた主人。
今後の転勤先の国が、まったくお米の食べられない国だった時のためにパン生活に慣れておこうと思っていたそうです。
でも、ジャカルタは5㎏で500円でお米が売っている!
ということで、私たち家族が帯同してくるまで主人はそのとてもリーズナブルな米を食べて過ごしていたそうです。
タイ米出てきたとき、凄いうれしかったよ。
ちょっと味覚が変わっているうちの主人…見た目もアジアか中東の人っぽいもんな。
私もその5㎏で500円のお米を白米のまま恐る恐る食べてみました。
主人からのアドバイス
- 水を多めにして炊くと炊きあがりは柔らかいよ!
- 冷凍保存するとぱさぱさに戻るよ!
安いお米を美味しく食べよう!
私はジャポニカ種以外のお米も大好きで、特にバスマティライスが大好きなんです。
インドから西の方面でよくべられている、折れたパスタみたいに細ながいお米で、『香りの女王』というビンドゥー語の意味があるというくらい美味しいお米なのです。
ビリヤニという炊き込みご飯にして食べるとめちゃくちゃ美味しい。釜一つぶん一人で食べたいくらいです。
インド・パキスタン料理のお店に行くと、安いビリヤニは炊いた白米にスパイスを加えて、チャーハンのように炒めて作っていますが本来は炊き込んで作るそう。とても美味しいので食べられる機会があればぜひ召し上がってください。
ただこちらのバスマティライスもお米の格としては高く、高級米の部類に入ります。
でもバスマティライスみたいな感じに調理したらパサパサしたお米を美味しく食べるかな?と思い、いろいろな方法で挑戦してみました。
スープと一緒に食べる



こちら、スーパーで売っているソトダギンの素。
簡単に作ることができて、主人も大好きで、日本へのお土産にたくさん買って帰っていました。
家にある適当な野菜と、スープ用の肉を煮込んでソースを溶かしたら完成。
これにココナッツパウダーとミルクを少し入れたらSoto Betawiのようになります。パサパサのお米でもスープに浸して食べるとちょうどいい。
チャーハンにしちゃう


チャーハンはぱさぱさのお米と相性抜群!
普通にチャーハンを作っても美味しいし、
折角インドネシアにいるのでスーパーでこのようなBumbu(シーズニング)を買ってきてナシゴレンにしたり。
Bumbuだけ入れるとただの辛くてパサパサしたご飯になるので、我が家のメイドさんは
- バター
- 甘い醤油(砂糖+醤油でもよいそう)
を加えていました。これでコクがプラスされるそうです。
古代米と一緒に炊く
古代米とは、原種のお米で、黒や赤い色の付いたお米です。
この濃い色はアントシアニン色素などの健康成分で、体にも良いです。
日本でもオシャレなレストランに行くと古代米と一緒に炊いたお米が出てきたり、
地方に行くと農家さんが自宅用に作った古代米の余りを道の駅なんかで売ったりしています。
白米と一緒に炊くとほんのり赤い色がついてモチモチの触感になります。
昔はお赤飯というと、小豆ではなくこの古代米と一緒に炊いたから赤い色のご飯になったんだよ、と母が言っていました。
この黒いお米はほんのり香りもついているので、安いお米の臭みが苦手だというかたも多少マシになるかと思います。
美味しくなかった方法
逆に、この方法は失敗したなー!と思ったのが日本式のカレー、ハヤシライスと食べる。
パサパサしたお米と、リッチでとろみのある日本のカレーが、なんだかミスマッチでした…
東南アジアのカレーがサラサラなのは、その土地で獲れるお米と合うからなんだなーと勉強になりました。
ジャカルタで買えるおすすめの日本米

でもやっぱり白米が食べたいぞ!という方におススメのジャカルタで買えるジャポニカ種のお米は
- 『輝』(駐在員向けのパパイヤ、グランドラッキーなどで売ってます。)
- 『じゃかいち米』(ジャカルタ市場で買うことができます。)
だと思います。もちろん味覚により好きな銘柄はいろいろだと思いますが…

害虫から守ろう!お米の保存方法
ジャカルタは高温多湿のため、虫が湧きやすいです。以前ジャカルタのとあるスーパーでお米を買おうとしたら、中に虫が張っているのを見てしまいました。買う前についてるのかよ君たちは!と、かなりぞっとした経験が。お米を洗った時はしっかりと、虫がついていないか確認しましょう。
虫からお米を守るための対処は下記の二つ。
- 密閉する
- 冷暗所に保管する
コスパ最強な方法は、使っていないペットボトルに移し替えて、冷蔵庫で保管する方法です。
それ以外には、米びつ用の防虫剤をお米と一緒に保管したり
このような可愛くてスタイリッシュな、シンク下の引き出しに収納でき、密閉可能な米びつも発見しました。
いずれも日本でしか買えませんが…ペットボトルは移し替えが地味に面倒くさいので、次回帰国の際は買って来ようと思いました。
ジャパンクオリティ凄い…。