先日ジャカルタの生活費について書きましたが、ジャカルタの物価と日本の物価は具体的にどれくらい違うのでしょうか?
一般消費セクターから個人的に良く購入するものをピックアップして比較してみました。
主人の意見を聞いて男性目線からの物価が気になるもの(ゴルフのプレイ料金、ラーメンの値段など)もとりいれました。
比較にあたっての条件は下記の通り。
- 調べた店舗はロッテマート
- 日本円への変換は0.08をルピアにかけてざっくり計算。
- 日本の価格はアマゾンや価格コムで調べました。
では早速いってみましょう!
Contents
一般消費セクター
お米
銘柄によって値段は変ってくると思いますが
- 日本で5㎏のお米を買った場合 2,300円程
- ジャカルタで美味しいと言われているお米を5㎏買った場合 200,000rp(1,800円くらい)
若干日本より安いです。私は下記画像の輝きかジャカルタ市場で買うお米が美味しいと思います。
ジャポニカ種でなくてよいのであれば、5㎏500円ほどで売っていて、ナシゴレンなどに使えばそれなりに美味しく食べられますが、そのまま食べると臭くて、日本人は食べられないかもしれません。
牛乳
- 日本だと一リットル240円くらいの牛乳、
- ジャカルタでは32,000ルピア(250円くらい)
ちょっと高いくらいで、値段は一緒かなと思います。
卵
- 日本(茶色の卵、10個入り) 230円
- ジャカルタ(茶色の卵、10個入り) 23,500rp(200円くらい)
大体同じくらいの値段でした。
ただ、ジャカルタの卵は基本的に生食できないため、生食可能な卵の値段と比べると日本の方が安いと思います。
生食可能な卵は6個入で30,000RP(240円程)です。
卵も日本と同じでグレードがさまざまにあり、オーガニック、LOWコレステロール、オメガ3入りのバラエティーがあり値段も変わります。
コカ・コーラ
- 日本のコカ・コーラ1.5ℓボトル一本当たり190円ほど
- ジャカルタのコカ・コーラ1.5ℓボトル一本当たり10,200RP(90円ほど)
こちらのコーラジャカルタのスーパーで値引きされていたのでもう普段はもう少し高いかもしれません。
ジャカルタには瓶入りのコカ・コーラも売っていますが、瓶入りはペットボトルより容量が少ないにも関わらずちょっと高いです。
トイレットペーパー
- 日本のトイレットペーパー8ロールで400円くらい
- ジャカルタのトイレットペーパーは8ロールで61,400RP(480円くらい)
でした!そのほかティッシュなどの紙製品は結構高いなーと思いました。
ビール
たくさん種類がありますが、日本でも買えるGUINNESSビールで比較してみましょう。
- 日本で購入した場合330MLで302円
- ジャカルタで購入した場合320mlで30,100RP(250円くらい)
ビールは日本より安い!!ビンタンビールであれば120円くらいで購入できます。薄いけど暑い国で飲むには十分美味しいです。
ワイン
こちらも日本で購入できる、オーストラリア産ワイン
ウルフブラス レッドラベル カベルネ・メルローで比較してみました。
- 日本で購入した場合750MLで1,098円
- ジャカルタで購入した場合750mlで360,000RP(3,200円くらい)
こちらは約3倍の値段になりました。
外食
お店によって全然値段は違います。
参考までに、我が家が週末家族四人で(子供二人は2歳と1歳なのでほとんど食べない)ショッピングモールで食事をした場合は大体200,000RP~400,000RPくらいします。1600円~3200円くらいです。
一風堂のラーメン
世界中にある一風堂のラーメンで比較してみます。
- 日本の一風堂の普通のラーメン780円
- ジャカルタの一風堂のラーメン100,000RP(800円くらい)
ただしジャカルタの場合はこの値段にサービス料15%~20%がとられるので、結果的に日本より高くなります。
そうは言うものの、海外でラーメンを食べようとすると2000円くらいとられるのが普通なので、千円以下で食べられるのはとてもありがたいです。
スターバックス
日本もジャカルタも大人気のスターバックスの値段を比較してみました。
- 日本のスターバックスラテ、トールサイズを購入した場合 ¥380
- ジャカルタのスターバックスラテ、トールサイズを購入した場合 58,000RP(430円くらい)
日本のスターバックスはshortサイズからありますが、ジャカルタのスターバックスはTall, Grande, Ventiの3種類しかありません。インドネシアはコーヒーの産地のはずなのに、なぞの強気価格。どうしてこんなに高いのでしょうか?
コーヒーの味ですが、日本と変わらずです。
しかしジャカルタにはもっと美味しくて、安いコーヒー屋さんがあり、せっかくジャカルタに来たのであればAnomali Coffeeやほかのカフェに挑戦してみることをお勧めします。
レジャー
ゴルフ
- ジャカルタでゴルフコースをまわると一日1ジュタ(8000円程)以上。
- 対して日本のゴルフコースを回っても一日1万円以上します。
ところで実はゴルフに関してはオーストラリアやアメリカでは公共のゴルフコースがあり、そこは35AUD(3000円程)や
20USD(2400円)で利用できたりします。人件費や物価が圧倒的に高い国よりも割高になっているという結果になりました。
公立の施設(ラグナン動物園、博物館など)
- ラグナン動物園、その他の博物館の大人の入場料は一人当たり約5,000ルピア。(40円程)
- 対して日本の上野動物園の入場料は600円でした。
ただ、一般のインドネシア人がいかないようなレジャー施設は日本並みの価格です。
- ジャカルタアクアリウムの価格は週末の大人一人は200,000RP(1,800円)
- 江の島水族館は2,400円、葛西臨海水族館は700円です。
人件費、家賃
家賃、メイドの人件費などの比較です。
勿論、それぞれ場所や品質によって値段はまちまちですが、ジャカルタ市内の外国人が住んでいるセキュリティのしっかりした場所の賃料やメイドさん代を想定しました。
家賃
東急不動産のBRANZで比較してみました。ただ、ジャカルタは家具付きです。
- BRANZ 永田町の場合 103.19m² 月78万円
- BRANZ Simatupangの場合 143m² 2,800 USD~
- The Plaza Residencesの場合 105 ㎡ 2,875 USD ~
BRANZ 永田町は管理費込み。Simatupangはどちらかといえばビジネス中心地からちょっと離れていて、本来はスディルマンにあるマンションの方が比較にふさわしいかもしれません。ということで日本のゼネコンが作って、日本人の受付がいるThe Plaza Residencesも紹介しました。
日本で同じグレードのマンションに住もうと思うと、2倍はします。しかし、人件費や土地代を考えるとたったの2倍高いだけなのかーという気もします。
メイドさん
- 日本で家事代行サービスを頼んだ場合 一時間当たり2,000円~3,000円ほど
- ジャカルタでメイドさんを雇った場合 一時間当たり20,000rp~30,000RP(180円~240円ほど)
なんといっても人件費が安いですね。ただし、ジャカルタの場合は退職金を渡したり、レバランのボーナスを支給する必要があり、3年ほど働いてもらった場合の退職金は10万円ほど渡す必要があるとのことでした。(我が家は毎月五千円くらい退職引当金として貯めてます。)
駐車場代
- 東京都内に一時間車を止めた場合 1,000円~
- ジャカルタのショッピングモールに一時間車車を止めた場合 5,000rp(40円ほど)
駐車場代はジャカルタはとても安いです。我が家は外を歩いてはいけないと会社から禁止されているため、
車が無いと生活できないのでとても助かります。
一番高い駐車場はセノパティのタイ料理レストラン NOBLE by Zab Thaiの20,000RPでした。(180円)
まとめ
日本の方が安いもの、ジャカルタの方が安いもの、商品によって様々でした。
インドネシアで生産して現地の人が食べるものであれば基本的に日本よりも安いです。
例えば
南国のフルーツ、
鶏肉、
現地工場のある製品(ヤクルト、オロナミンCなど)など…
しかし、海外駐在員や富裕層に向けた商品やサービスはとても高いという結果になりました。
例えば
セキュリティのしっかりしたレジャー施設
ショッピングモール内のレストラン
豚肉、ワイン、日本酒 など…
もちろんレートの関係で値段は変わりますが、インドネシアならではの安いものを上手く活用して日々の生活を節約したいですね!
今回の物価は2019年5月1日現在のものですがジャカルタはインフレ真っ最中なので、数年後にまた物価を調べてみたら面白いかもしれません。