以前 Pasar SANTA に行った時にコーヒーの種類がたくさんありすぎて、
何がなんだかよくわからなかったので 今回はインドネシアのコーヒーについてちょっと調べてみました。
ということで今日の記事は
- インドネシアのコーヒーの種類
- お土産にお勧めのもの
など紹介しています。
素人がまとめただけなので、詳しい人からしたら全然違うよバカ野郎!と思う方もいるかもしれませんが、ご指摘いただけると幸いです。
Contents
ジャカルタのコーヒー屋さん、pasar santaとは
ところでPasar SANTAとは、パサールサンタとステーキ@Indoguna インドグナ にも書きましたがジャカルタにあるパサールの中のコーヒー屋さんです。
コーヒーを買うとこのようなラベルがついた真空コーヒーパックに入れてくれます。
スマトラ産の豆、スラウェシ産の豆、 ジャバ産の豆 など、島によっていろんなコーヒーがあることがこのラベルを見るだけでも分かります。

まずインドネシアの代表的なコーヒーは トラジャ、マンダリン、カロシ、バリあたりかなとおもいます。 インドネシア語の先生はアチェかトラジャが好きだと言っていました。アチェガヨというやつですね。マンダリンの中の産地の一つです。
インドネシアのコーヒー豆の歴史
まずインドネシアのコーヒーの歴史についてですが、1969年にオランダ軍がアラビカ種の苗木をジャワ島に持ち込んだことがインドネシアのコーヒーの歴史の始まりだと言われています。
ジャカルタの農園に植えられたコーヒーの木は天災の被害により一度ほとんどが枯れてしまいました。しかし、再びインドから苗木が持ち込まれジャワ島での栽培に成功しました
インドネシアは赤道の上を通っておりコーヒーを育てやすい気候条件です。
昔はアラビカ種を主に育てていたそうですが『さび病』というコーヒーの木の病気が蔓延したため育てやすいロブスタ種が現在は主に生産されています。
しかし Pasar SANTA では、インドネシア 全体のコーヒーの生産量の5%しかない希少価値の高い アラビカ種のコーヒーもたくさん取り扱っており、しかも安い値段で買えるのでコーヒー好きにはとてもおすすめです。
Pasar Santa の場所はこちら。朝7時から営業しています。


インドネシア産コーヒーの種類
ロブスタ種はどちらかと言うとブレンド用もしくはインスタントコーヒー用のコーヒー豆のため、 今回はアラビカ種のコーヒーを紹介します!
コーヒー豆の種類ではなく産地でコーヒーを呼びます。
下記の主なインドネシア産コーヒーの特徴とおすすめの飲み方を紹介します。
バリアラビカ
その名の通りバリの高原で生産されているコーヒー。
チョコレートのような甘い 香りの高さが特徴的。
後味にはコクが広がりマイルがない余韻を楽しめる、バランスのとれたコーヒーです。
- ストレートで飲むのがおすすめ。
- バリのお土産にお勧め。
マンデリン
インドネシアはスマトラ島で栽培されるアラビカ種のコーヒー。 その地域でコーヒーを育てていたマンデリン族にちなんで名づけられました。 マンデリンコーヒーは、産地にも因るところが大きいですが、比較的酸味が少なく強い苦味成分が特徴です。ストレートでもブレンドでも人気があり深煎りで楽しまれることが多いコーヒーの一つです。そのためミルクと合わせてもしっかりとしたコクとコーヒー考えられます。
- コーヒーに牛乳を入れる人におすすめ
- 酸味のないコーヒーが好きな人におすすめ
Ache Gayo WINE
ただ、マンデリンに酸味が少ないとはいえ、ブランド?銘柄によってはかなり酸味が強いものもあります。
こちら、Ache Gayo WINEというものは酸味がかなり強く、大地の味がしました。アチェは一般的にマンデリンに分類されるコーヒーですが、酸味の強いコーヒーが欲しいと言ったところこちらのコーヒーを勧められて、買ってみました。
Wineが入っているわけではなく、コーヒーの風味にどこかワインの味がするところからきているようです。コーヒーの皮が発酵するプロセスでアルコールが発生しているのでしょうか?面白いですよね。
- このコーヒーは、コピルアックに比べても流通量が本当に少ないコーヒーなので、
コーヒーマニアの方のお土産におすすめ。 - ワインとコーヒーが好きな人にお勧め。
しかし、かなり癖が強いので、普通のコーヒーが好きな人は苦手と感じるかもしれません。
トラジャ
オランダ王室御用達のコーヒーでしたが、インドネシアの独立運動以来トラジャコーヒーは長らく作れなく作られなくなってしまいました。
そのため日本ではマンデリンよりも販売量が少なく手に入れる場合が少ないかもしれません。
が、インドネシアにいれば普通のコーヒーショップ、例えばアノマリコーヒーなどでトラジャ産コーヒーを飲むことができます。
もちろん Pasar SANTA でも取り扱いがあります。
- 日本での流通量が少ないため インドネシアならではのお土産におすすめ。
- 豊かなコクと少しの酸味がありアイスコーヒーにもおすすめ。
- デニッシュパン、 バター たっぷりの 甘いお菓子と合わせてコーヒーを飲む方におすすめ。
コピルアク
言わずと知れた高級コーヒー。
ジャコウネコの消化しきれなかった 「うんこ 」から コーヒーを拾い集めたもの。 試しに飲んでみたこともありますが独特の風味だったので、私は普通のコーヒーの方が飲みやすくて好きかなあと思いました。
日本で飲むより断然安いので、せっかくインドネシアにいる間に一度は飲んでみてもいいかもしれません。


Pasar SANTA には コピルアクも生の豆のまま売っていました。100g、35,000RP(300円くらいかな?)だったので、日本で買うよりかなり安いと思います!
所々ジャコウネコのうんこっぽいものがコーヒーのコーヒーにこびりついていたので、うひょーと思いました。
最初にこれを飲もうと思った人はすごく勇気があるなと思いました がフランスではウジの湧いた中身を食べる 高級チーズもあるので、ウジとうんこならうんこの方がまだいいと思いました。
まとめ、感想
以上素人の私が自分なりに調べてまとめたインドネシア産のコーヒーのお話でした。Pasar SANTAに行く機会があれば是非自分の好きなコーヒーを探し出してみてくださいね。
ちなみに私は今回トラジャ・サパンというコーヒー豆を買ってみました。高地サパン村で作っているトラジャコーヒーという意味です。力強い味と風味、コクが特徴だそうです
ワインのように コーヒー豆の種類や そのコーヒーを作っている村、焙煎方法、抽出方法で味が全く変わってきます。奥が深いですよね…。