出産前から約4年間、私は歯の矯正をしています。
その間、東京→地方→地方→東京→地方→ジャカルタと国内問わずウロウロしていました。
インビザラインという、ワイヤーを使わない歯科矯正をしていますが、ワイヤーの調整のために週に一度通う手間が無いので、歯科矯正をインビザラインにしてよかったー!と心から思いました。
- 歯医者さんへ通う回数が、ワイヤーに比べて極めて少ない!
- 費用が押さえられる!
- 金属アレルギーにも対応!
- 目立たない!
- 歯を磨けるので虫歯になるリスクも少ない!
という点がこの歯科矯正のメリット。
以下、インビザラインの紹介やメリットなどをまとめてみました。
Contents
マウスピース矯正のしくみ
自分の歯型にぴったり合ったマウスピースから、すこしづつ利用の形に近づけたマウスピースを毎日歯に装着して、歯の位置をちょっとづつずらしていく歯の矯正方法です。
金属は利用せず、専用の強力なゴムをマウスピースに引っ掛けて歯を動かす補助として利用することもあります。
Align Technology Incアラインテクノロジーの紹介
アラインテクノロジーとは、マウスピースによる矯正のプログラム、またマウスピース作成販売を行っています。
そのアラインカンパニーの作成した透明の歯科矯正器具がインビザラインと言います。
インビジブル(不可視)と矯正用のワイヤー(ライン)をかけた商品名です。
日本では主流ではありませんが、アメリカの知り合いは
と言ってました。
毎年バージョンアップされて、出来ることも増えてきたのでワイヤーに比べても差がなくなっているようです。
この会社の株は、私が矯正を始めたころは一株100ドルほど。
割高かなーとおもって見ていたのですがいまや270ドルほどと、
2倍以上になっていました…あああああのとき買っておけばっていう、株あるある…
こちらの会社は矯正歯科から注文を受け、マウスピースをつくって送ったらあとは歯医者さんと患者とのやり取りで終わりです。
これから新興国が活気づいてきて富裕層が増えれば、審美についての関心も高まり世界中の需要が増え、もっと利益も上がりるんじゃないかなとおもっています。
マウスピース矯正をしている会社をここ以外に知りません。
矯正の方法、手順
- まず矯正歯科を決めます。会社から近かったところで決めました。
- 悩みを聞いてもらい、どういった完成形にしたいのか先生と話し合います。
必要であれば抜歯します。 - 歯の型を取ります。私の矯正歯科は機械でスキャンするだけだったのでとても簡単でした。
他の歯科では石膏?ゴム?で歯型を取ることろもあり、ウエっとして気持ち悪かった…と他の病院でやった同僚は言っていました。 - 歯の形に合わせたマウスピースを病院がアメリカのアライナー社に発注。一か月ほど待つ。
- 矯正歯科から連絡が来て、マウスピースを取りに行く。
マイスピースは基本的に、食事の時以外は装着が義務。何か月かごとに通うように、などの指示をもらう。 - 矯正が終わったらリテイナーという、丈夫なマウスピースをつかって
歯が戻るのを防ぐ。たいてい、夜寝ている間だけつける。私のマウスピースの入ったパッケージ
私の場合
私が矯正をしようと思ったのは、奥歯の並びががちゃがちゃで、ちょっとした出っ歯だったからです。
中学生の時に下顎の歯が一本、歯列から外れて変なところに生えてきました。
それを一本抜いた後ほおっておいたら、そこのちょっとした隙間を埋めるために奥歯が倒れて、奥歯のかみ合わせが悪くなってしまったのです。
前から見たら歯並び自体はきれいだったのですが…。
これが矯正をする前の私の歯です。実物はちょっと見苦しいので、矯正歯科で作ってもらったデジタルデータでお見せします。 先に話した通り、一本すでに抜いてあったので、他の歯も3本抜きました。上の画像のグレーになっている部分の歯を抜きました。

私のマウスピースは全部で82番までつくってあって
それを1番から徐々に形に変えたものを歯にはめていって82番で完成形になりました。上の画像は80番。
こうしてみると良く違いが判らないと思うので、並べてみました。
No.0→No.82では出っ張り具合が全然違います。

これは途中の、インビザラインのNo,40の横向きからの画像です。
前の歯は上下ともに出っ歯だったのが角度も改善されて、下の歯のガチャガチャしたところも直ってきました。ちなみにこの写真はアライナー(マウスピース)つけたままで撮りました。
メリット、やって良かったと思ったこと
最初に書きましたが、インビザラインのメリットは沢山ありました。
歯医者さんへ通う回数が、ワイヤーに比べて極めて少ない!
ワイヤーの場合、調整のために毎週~隔週通わなければいけませんが、
インビザラインの場合は月1~3か月に一回、
私は出産、引っ越しなどでマメに通えなかったので、
終わりまでのマウスピースを全部一度に渡していただき、結局一年に一回通っています。
でもちゃんと見てもらえる場所にいるならもっと頻繁に通うと思います。
費用が押さえられる!
歯医者さんへ通う回数が少ない&少ないコストで生産できるので、
ワイヤーの矯正より若干費用が押さえられます。
金属アレルギーにも対応!
さきにかきましたがプラスチックのマウスピースと医療用のゴムを使うだけなので
金属アレルギーの方も安心して矯正できます。
目立たない!
さっきのアライナーつけたまま撮った写真、あんまり目立たないですよね?
実家に帰ったときにも誰にも気が付かれませんでした。
歯を磨けるので虫歯になるリスクも少ない!
ワイヤーの場合は、装置が邪魔をしてデンタルフロスをかけられません。
しかしマウスピースは食事の時もパカッと外して食べられるので、
食べカスが挟まりません。
そして歯磨きも普通にできます。
なので虫歯のリスクはずっと低いし、歯を磨く手間も少ないです。
自然に笑えるようになった
笑ったときに出っ歯がみえるのが嫌で笑顔を隠していたりしたものですが、
歯を出して笑えるようになりました!
費用はいくら?
全体でかかった費用は抜歯一本5000円×3、インビザラインの治療費は110万円くらいでした。
年末まで日本に住んでいれば、医療費控除が受けられ、所得税が多少戻ってきて、住民税も翌年から少なくなります。
なので実質100万弱、くらいだと思います。
とはいうものの、しがないOLの貯金には結構インパクトのある金額でしたが、やった価値はあったと思います。
ワイヤーとの矯正ともくらべてみましたが、基本料金+都度診察料がかかるので
ワイヤー矯正の方が高い計算になりました。
デメリット?頬がこける?
矯正すると頬がこけると言いますね。どうなのか、ちょっと昔の写真を見てみましょう。
あんまり自分の中のエラって気になったことなかったんですが、今日久しぶりに昔の写真みたら、顔がまんまるでびっくりしました。
無邪気にらくだと戯れておりますが、普通に腕とか逞しいデブなだけなのでは・・・?という疑惑?!
そして今、現在。確かにエラのお肉がなくなったような気がします。
こけたんでしょうか? まぁ、そんなにわかんないです。
寝ている間の歯ぎしり、噛み締めがなくなるとあごの筋肉が少なくなるそうです。
女芸人の光浦さんも、寝ている間に歯ぎしりをしないようにマウスピースをつけたら
顔が細くなったと言っていました。なので、矯正をしたから、というよりはマウスピースをして寝ているからエラの筋肉が少なくなったという方が正しいのかもしれません。
インビザラインをする矯正歯科を選ぶポイント
ところで都内には沢山のインビザラインの病院があります。
どこにいくべきなのかを、少しだけアドバイス。
通いやすい場所であること
あまり通わなくてはいいとはいえ、遠いと大変なので現実的に通える場所にしましょう。
海外赴任が多い人であれば、本社のある場所や、空港のある都市、実家の近く、などです。
実証例が多い
実はアライナー社では発注が多いほど割り引いてマウスピースを作ってもらえるのです。
なので、実証例が多い=安い ということにつながります。実証例が多いのに高ければ、この、守銭奴ーー!!とののしりましょう。というのは冗談ですが、他の病院にはない付加価値があるのかどうかを探る必要があります。
また、インビザラインはソフトウェアで歯の移動のシミュレーションを作っているのでソフトウェアのバージョンが新しい方が良いです。
実証例が多く、インビザラインを売りにしている歯科医であればマメにバージョンをアップしている可能性が高いと言えます。
まとめ、感想
日本人は、あごに奥行きがないのに、歯が大きいので出っ歯になりやすい人種だそうです。
なので、出っ歯を直すには抜歯をしなければいけない人がおおいそうです。
白人はあごに奥行きがあり、歯が小さいので、すきっぱの人が多いですよね。
自分が矯正をしてすごくよかったので、皆さんに伝えたくて、恥を忍んでシェアしてみました。
奥歯のかみ合わせも良くなって毎日快適に過ごしています。
海外転勤などで移動が多く、なかなか歯科矯正をすることができない!という方に特におすすめの矯正方法でした。
インビザラインについてもっと知りたいという方は、こういった本も出ています。
もとから歯並びの良い方は、ご自分の歯には100万円以上の価値があると思って大切にしてくださいね~~!