我が家がインターナショナルスクールを選んだ理由として、苫米地さんの子育ての本を読んだのが少なからず影響をしました。
苫米地博士は突拍子もない発言で人気ですが、最初は三菱商事の社員でした。社員時代に、宇宙空間を開発すれば売れる!というとんでもない提案をして却下されたそうですが、今では宇宙空間は衛星放送の放映権で宇宙衛星のアンテナの取り合いになっています。
そのときに苫米地さんの意見を採用していたら、いまごろ三菱は莫大な権利の使用料を手にしていたとおもうと、残念でなりません。
先見の銘も理解できなければ、ただのとんでもない発言で終わってしまうんだなぁと思ったものです。
そんな苫米地博士は、コーチングや、脳の働きを最大限に生かす本などを出版しています。
苫米地博士の幼児教育に対しての持論が気になり著書を読んでみたので、こちらで紹介しようと思います。
苫米地流子育てのキーワード
『0-5歳で決まる! 脳の力を無限に引き出す幼児教育』という本を参考にしました。
現在は販売されていませんが、Kindle unlimited の読み放題の中にあったので読むことが出来ました。
そこに書いてあった苫米地さん流の子育てのヒントを少しご紹介しようと思います。
- クリティカルエイジ
- 自己イメージ、エフィカシーをあげる
- コンフォートゾーン
- 抽象度を上げる
この4つが苫米地流子育てのヒントです。以下、何点かについて私なりに理解した事を紹介しようと思います。
クリティカルエイジ
子供が何かを習得しようとするとき、ほかのステージよりも何倍も吸収力があがる年齢のことをクリティカルエイジというそうです。
耳のクリティカルエイジは0~2歳の間にできあがるということだったので、英語を聞く耳を作りたかったら0~2歳の間にネイティブスピーカーの英語を聞かせることがベター、
そしてさらに3歳になったらプリスクールに入れて英語で話す機会を与えましょう。と言っていました。
言語の構文のクリティカルエイジはまたもう少し大きくなってから。小さいうちに英語に触れさせてあげただけでは、英語がペラペラになったりはしません。
ですが聞ける耳ができあがるので、大人になってから自分で勉強をすれば日本語のみの環境で育った人より上達は早くなるそうです。
ということで、英語に非常に苦手意識を持っている我が家はインターナショナル幼稚園に子供を入れることを考え始めたのでした。
また、耳のクリティカルエイジである0~3歳のころにソルフェージュという、フランス語で譜読みのスキルを母親が勉強して教えてあげるのもいいそうです。ソルフェージュの練習はIQを上げる助けにもなるそう。
我が家はこれがなかなか苦労して…リトミックとはまた違い、音と楽譜の音符を一致させるスキルになります。ヤマハのおんぷカード、ソルフェージュの本を買って練習中です。
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンというのは、苫米地さんの本を読むと良く書いてあるキーワードです。直訳すると、居心地のいい空間のことです。たとえば英語が全然話せるようにならないと思って上達しないのは、日本語の空間にいることが居心地が良くて、無意識に英語が話せる自分の空間に行くことを拒否してコンフォートゾーンにとどまろうとするから、など。
親がコンフォートゾーンになってあげようということです。以下、コンフォートゾーンを作ってあげるために必要なことを箇条書きにしました。
- 親がやるべきことは『ほめること』と「信じること」
- 子供を常に100%信じて、子供のベーシックトラストをはぐくむ。
- いいことをしたら徹底的にほめてあげる。(甘やかすとは違う)
- 子供には命令ではなく、『許可』を与える。
- スキンシップで子供のコンフォートゾーンを作ってあげる。
- できるだけ多くの時間、子供と一緒に過ごすように心がける。
- しつけや禁止をせずに、誘導する。
- 子供を一人の人格として尊重する。
コンフォートゾーンと駐在妻のうつについてこちらでも紹介しました。

エフィカシーを上げる
毎日の声掛け
という声掛けを毎日してあげて、できれば子供自身でも言わせるようにして、「できっこない」という壁を作らないようにしてあげると良いそうです。
まとめ
以上、私が読んでみて取り入れられそうだと思った点を紹介しました。これを全部やるのは私には結構大変で、我が家は参考程度に~というかんじです。
残念ながらもう本は絶版になってしまっています。ですが、Kindle ultimateで読むことが可能です。30日間は無料でトライアルができるので、気になった方は是非、本を読んでみてください。