インドネシアでは公文教室が人気。私も以前会社で仕事をしていた時に、インドネシアではないですが、別の海外への貢献事業として公文式の勉強を支援していました。いまや世界中の親から支持されている公文式ですが、私も小学校の時から公文教室に通っていましたし、今2歳の娘も1歳8か月ごろから公文をしていました。(なんと、私が小学生の時と同じ先生に教えてもらっていました)
ジャカルタには、日本と同じ教材を使える日本人向けの公文教室もあるよ!と日本の公文教室の先生が教えてくれたので、先日見学に行ってきました。子供向けの公文ってどんなことやるの?というところから紹介したいと思います。
公文で出来ること
あくまで私の子供が公文に通った時の場合ですが、まだ字も書けない、読めない子供でも公文式の課題や宿題をします。最初はもちろん一人で出来ないので、親が手伝ってあげます。
その子どもの発達段階によって課題を与えてくれるのが公文式なので、子供によって課題は違います。
公文の特徴は、怒涛の課題を与えられ、ちゃんとできたら赤いペンで大きな丸を付けてくれるところ。できなければ、出来るまで繰り返しやること。成功体験が子供の今後の成長にいい影響を与えるとか、与えないとか、難しいことはよくわかりませんが…
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国語


最初は絵と、単語が書いてあって、イラストと文字を紐づけて覚える練習をさせます。その次は文字の書き取り、それが終わったら絵本のような物語を読み、話に合った絵を選ぶ。。。という風にレベルアップしていきます。教室では、フラッシュカードをパッパッとめくって、描いてあるイラストの名前とその漢字を読んで見せてあげます。
算数
最初は同じ絵と絵をつなげて線を引く練習から始まります。まっすぐのせん、ジグザグの線、曲線…そして数を覚えていく、というふうにレベルアップしていきます。
教室では、数字番をやりました。1から30までの磁石付きの石を順に並べるものです。ゲーム感覚で出来るのですが、まだ2歳未満の娘はかなり嫌がっていました。(笑)そのほかパズルもやりました。
英語
私が昔公文に行っていた時は、CDを使ったりカードのバーコードを機械に通して音を聞くというものだったのですが、今はペンでタッチして音声が出る機会が導入されていてました。時代は変ったんですねぇ…
ジャカルタの公文
南ジャカルタのビルの一階にあります。となりにインターナショナル公文教室がありますが、全く別の教室です。受付の女性や答え合わせの先生はインドネシア人がほとんどですが、メインの先生は日本人です。
初めて行くと、やりたい科目の学力テストをしてくれて、それを見て子供の学力を判断してどのレベルから始めるか決めます。
教室には、日本の教室で使っていた公文式のパズルはおいてませんでしたが、ほかの教材はそろっているようでした。
ベビー公文は取り扱いがありませんが、対象は幼児~社会人まで幅広いです。
科目は、算数、英語、国語。学習日も平日2回、と日本と同じです。
月謝
入会金は400,000rp、月謝は一科目につき700,000rp(幼児~小学生)か750,000rp(中学生以上)月の途中からの入会は350,000rpだそうです。
月謝の支払いは現金かBCAのデビットカードで前払いです。
公文の教材は本屋で取り扱いがある
ジャカルタの本屋にも公文の教材が普通に置いてあります。本当にどこの本屋にも置いてあるのでこんなにメジャーなのかとびっくりしました。
対象年齢は2~6歳までで、年齢に合わせた絵合わせの教材、線を引いたり、シールを張ったり、本によっていろいろなアクティビティがあります。

娘に買ったのはこの教材、絵の組み合わせを考えるシリーズです。
日本の公文教室が大好きだったのでKUMONのロゴを見ただけで喜ぶ娘。買ってあげたらめちゃくちゃ喜んでいました。一冊10,000rpくらいでした。

ジャカルタにいるなら国語がおすすめ
特にインターナショナル幼稚園にかよっていると、どうしても日本語に触れる機会が少なくなってしまいます。ひらがなを読んだり書いたり、親が意識してやってあげないといけません。
公文教室だったら子供に見合ったレベルで課題をくれるうえ、教材も子供が楽しめる物語やイラストがたくさんついていておススメです。
まだ娘が2歳になる前「ん」とか「め」とか特徴のある言葉は記憶してくれていたみたいなので、子供の反応が無くても教えてあげたらちゃんと聞いているんだなあと感心しました。
教室のほかにも公文の教材は国語以外は本屋に置いてあるので、勉強を好きでやってくれているうちにやらせてあげてみようと思います。
文字の書き方を練習しはじめのこどもは、柔らかい芯がやりやすいそうで、B6の(これでアイブロウの代わりに眉毛もかけるよ!と公文の先生が言ってた…それくらいやわらかい)、子供の持ち手に合わせた三角形の鉛筆なんかもおすすめです。
あとは、こちらの公文教室はパズルが無かったので、パズル好きの娘のために次回帰国の際はこういうのも買って来ようと思いました。
わたしが学生の時は、公文の大量の宿題が苦痛で仕方なかったのですが、今の公文は課題が楽しいみたいで、一日5枚と決まっているのに、一度に何日分もやりたがります。それだけ子供用のものは楽しくできるように工夫されているんだなぁと感心しました。楽しみながら、色々学習してくれたらうれしいなと思います。