ジャカルタに来て思ったのが、乳製品が高いということ。それと美味しいヨーグルトがなかなか見つからないということ。いろいろ試してみた結果、自分で手作りするのが一番手っ取り早くて美味しくて安い!
2019/05/15 追記
こちらの記事を書いてから、パパイヤでふじっこのカスピ海ヨーグルトの取り扱いをやめてしまいました。そのため現在は下記の方法で作ることが出来なくなってしまいましたが、紹介しているヨーグルトの種菌を持ってくれば量産が可能です。
Contents
ジャカルタで手に入るものでつくることができるヨーグルト
ジャカルタにある材料だけで作ることのできるヨーグルトを紹介します。
無糖ヨーグルトの材料

まず必要な材料は
- カスピ海ヨーグルト100g
- 適当な牛乳 1ℓ
たったこれだけ。
もし可能であれば除菌用エタノールも買っておいてください。
どちらも、papaya fresh gallary(インドネシアの日系スーパー。日本食、豚肉やお酒が買えるとても素敵なスーパー。バリとジャカルタに店舗があります。)で手に入ります。
ヨーグルトはカスピ海ヨーグルトで無いとダメです。
カスピ海ヨーグルトの乳酸菌は適温が27℃なので、クーラーを27度設定にした部屋に放置するとヨーグルトができますが、
それ以外のヨーグルトは発酵する温度が40℃程なので、ヨーグルトメーカーか何かで温度管理する必要があります。
牛乳は、インドネシアでは何故か常温の棚に牛乳が並んでおかれているんですけど、
冷蔵保存、常温保存、どちらの牛乳でも作れました。
でも豆乳では作れませんでした。
カスピ海ヨーグルトの作り方
- 容器を除菌アルコールできれいにしてから、
- カスピ海ヨーグルトを容器に入れます。
- 牛乳を入れます。
- 27℃設定にした部屋に放置します。
- 一日待ちます。はい、出来上がり!!
凄く簡単ですね!
容器の消毒は熱湯消毒でもいいです。
でもつぎ足しつぎ足しで作りたいなら、雑菌が入るのを防ぐために使用するスプーンや容器は除菌してください。
以下の状態であれば失敗です。
①大量の水分が出て、固形部分がスの入った豆腐状に分離する
②表面に赤や黄色のカビ状のものが浮く
③きついにおいがする
④かき混ぜても全く粘らない
⑤食べたときに刺すような味がする
豆乳で作ってみたときは①、④の状態になり失敗しました。
結果全部捨てた。もったいなかった…
味と感想
パパイヤで売っているカスピ海ヨーグルトは、売っているままの商品は脱脂粉乳で作っているので粘りません。
しかし、生乳100パーセントで作ったヨーグルトはねばりがあってミルキーでとてもおいしいかったです。
最初つくったときはあまりにねばりがあるのでビックリしましたが、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌、クレモリス菌FC株というやつがつくるこの粘り成分は胃で消化されず大腸まで届き、健康成分でもあるそうです。
インドネシアに来てから、息子と私は毎月絶対下痢になっていましたが、
このヨーグルトを食べてから体調がいいです。そして毎朝快便です!!
このカスピ海ヨーグルト、パパイヤの新製品なのですが見つけたときは本当にありがたかったです。もう売っていないけど…
カスピ海ヨーグルトの種売ってないかな~と思っていた時だったので、私の心読みました!?と本当にビックリしました。もう売っていないけど…二回目。
応用編
手作りしたヨーグルトをさらにアレンジできます!
蜂蜜を適当に加えると不思議なことにトロミがなくなってラッシー風のドリンクになります。
体にいいし甘さも調整できるし、2歳の娘はこのラッシーが大好き。
一歳未満のお子さんにはあげないでくださいね。
そのほか…
- 牛乳の代わりにホットケーキに入れるとモチモチになる!
- 水切りをして半分くらいの量になるまで置いておけばクリームチーズの様になる!

ヨーグルトの種菌、いろいろ。
ヨーグルトの種菌にも、実はいろいろあります。
腸内細菌の種類を同じものばかり取っていると、腸内フローラの勢力図が傾いて良くないそうです。
定期的に別の種類の腸内細菌を入れてあげると、もっとおなかの調子が整うので、日本に一時帰国の際はほかのヨーグルト菌を買ってくることをお勧めします。
今回はジャカルタの常温で作ることが出来るヨーグルトの種菌をいくつか紹介します。
カスピ海ヨーグルトの種菌
まずは定番のフジッコのカスピ海ヨーグルト。どこのスーパーにも置いてあるので手に入れやすいです。まろやかな味と、強い粘り気が特徴です。
ダヒ ヨーグルト
こちらはなんと、豆乳でも作ることが出来るヨーグルトの種菌です。高温に弱いので、持ってくる際は気を付けて、ジャカルタに持ってきた後は冷蔵庫に保管しておくことをお勧めします。
王様のヨーグルト
こちらは太田胃散製薬で作られているヨーグルトの種菌。まるで牛乳プリンのような味と弾力のヨーグルトが出来、三種類の乳酸菌が入っています。
最初に電子レンジで牛乳を温めて常温で作ることが出来ます。
ケフィアヨーグルト
こちらのケフィアヨーグルトも、25℃の室温でヨーグルトを作ることができるのでおススメです。この商品は5種類の乳酸菌+酵母が含まれていて、健康成分が凄い。
モニター料金で、ウォーマーセットで売られていますが、ジャカルタの気温であればウォーマーなしでも作ることが可能です。
まとめ

この記事を書いた時点ではカスピ海ヨーグルトがパパイヤで売っていたのに、もう売って居なくなってしまいました…いいことを発見したと思ったのに、かなり残念です。
我が家は実家の両親が遊びに来た際にカスピ海ヨーグルトの種菌を買ってきてもらいましたが、調べてみると日本ではいろいろな菌が売っているようで、次回は王様のヨーグルトの種菌を購入しよう!と思いました。
牛乳は日本と同じくらいの値段で手に入るので、種菌を買ってきてお好みのヨーグルトを手作りしましょう!

