ジャカルタは子供を遊ばせる場所がないのでおうち遊びをしていることがほとんどなのですが
絵本を読むのも塗り絵をするのも手持ちのおもちゃで遊ぶのもちょっと飽きてきた…
そんなときにモンテッソーリの本を読んで、
おうち遊びばかりのジャカルタ生活で実践できそうだったので早速いろいろ造ってみました。
モンテッソーリとは?
モンテッソーリ教育(モンテッソーリきょういく、英:Montessori education または the Montessori method)は、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法。
イタリアのローマで医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せ、1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させた。以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」と呼ばれるようになる。
シュタイナー教育と共に、既存の教育に不信感を持つニューエイジャーの支持を集めた。
- 「モンテッソーリ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。20019年2月25日15時(日本時間)現在での最新版を取得。
と、こんな感じで書いてあります。私が読んだのはこの本で、おおまかな理念が漫画で描かれていてとても分かりやすいのでおススメです。
ナッツシェルに詰めて言うと、子供のいたずらは子供の成長のあかしなので、見守ってあげましょうね~
お手伝いやらせてあげましょうね~というかんじ??関係者の方、違ったらすみません…
ジャカルタでも、モンテッソーリと銘打つ幼稚園がたくさんあります。
世界的に知られた教育方法なんですね!
どうやら小学生になる前に手先を使ったこと等をやらせてあげるといいみたい。
貼ったり、切ったり、ぬいものをしたり…
いままで塗り絵とか、市販の安全なおもちゃで遊ぶことしかしてこなかったので
2歳の子供にハサミを使わせたり縫物の練習をさせるというのはビックリしました。
でも、面白そう!
集中して遊ぶ練習をすることで、大人になってからも集中できるようになるそうです。
ちなみに私は全く集中力がありません。集中力、大事!ぜひ身に着けてほしい!
それに小さい頃にお母さんのお手伝いを楽しんでやってもらえたら、
成長してからもお手伝いしてくれるかも…
そんな淡い期待を抱いてモンテッソーリ風の遊びができるように工夫してみました。
モンテッソーリでおうち遊び!
ジャカルタでの材料集め
モンテッソーリのあそび(しごと と言うそうな)はフェルト生地があると
いろいろなことができるみたい。
短冊状に切ったフェルトで編み物みたいなことをしたり、
糸通しの練習やボタンのつけ外しの練習用のおもちゃを作ったり。
でもジャカルタにフェルトってどこで売ってるの??
フェルトってインドネシア語でなんていうの??
手芸用品店とかショッピングモールで見たことないけど?
友達に聞いたらたぶん生地を沢山取り扱ってるパサール(ローカルマーケット)にあると。
マエスティックマーケットに行ってまいりました。
いろいろと売ってました!

買ったものはフェルト生地、裁ちばさみ、『ぬいさし』練習用の毛糸の糸、
綺麗なビーズ。
あのねぇ、ローカルマーケットだから安いと思ったけど、
ビーズのでかいのとか、一つ40円くらいだったから、日本で買う方が断然安いなぁともい綺麗だけどね…
フェルト生地もよく見ると形が正方形じゃないの。
適当に切ったのか、形が台形だったりしてガタガタ…そしてなんか汚れててるし。
しゃーなし。これがジャカルタクオリティ。
日本にネットで売ってる方が安いし、裁断もきれいだし、色も微妙なニュアンスでたくさんの種類があるし、
ジャパンクオリティ最高って思いました。
ちなみにですが、インドネシア語でもビーズはビーズ、フェルトはフェルト、でした。
Googleでmanik-manikとか、 kein~とか調べてみたけど、そのままが一番か、写真見せるので通じたよ。汗
成果物 & 子供たちの反応
愚痴っぽくなってしまいましたが、そんなこんなで作ったおもちゃがこちら。
ボタン練習用のおにぎり。梅と鶏そぼろ味。(のつもり)
大きいボタンができるようになったら小さいボタンに挑戦できるように、大きさに違いを持たせてみました。
ストローを内側に挟んで両面テープでくっつけた電車の糸通し。
フェルトで作ったリボンをゴムにくっつけてお人形さんのヘアアクセサリー。
結果…
おにぎり→ボタンの練習してくれません。。。
糸通し→フェルトで作ったやつより、きれいなビーズを通す方が良いみたいであまり遊んでくれません。
ヘアゴム→現地で買ったゴムがダメすぎて全然髪の毛をまとめられない
ダメじゃん!!!
完全に親の自己満足な結果となりました…
でもですね、私がチクチク縫っているところを見て
娘が興味を持ってくれて、チクチクしたい!!と言ってくれたのが一番の収穫でした。
まだ縫物用の糸だと細すぎて危ないので、日本から毛糸用の綴じ針を買ってくる予定です。
毛糸用の綴じ針は、太くて先が丸くなってて痛くないので子供でも縫いさしの練習をすることができるのです。
あと、縫物ではないのですが、一歳になったばかりの息子に一番のヒットだったのが味塩コショウの空き容器に、爪楊枝をひたすら入れるという遊び。
いや、何が楽しいんだい、地獄じゃない?
と大人なら思ってしまうんですが、これを渡すとずーーーっと遊んでいます。
入れ終わると、「もっかいやりたいんで出してくれません?」というような動きをします。
娘は気まぐれで、小麦に水と塩と油を少しいれた小麦ねんどをコネコネしたりとか
ハサミを使いたがる時とか日によって様々です。
が、ジャカルタの住まいって基本的に床が石なんですが、
DAISOで買った可愛いスポンジを渡してあげて、泡だててから床を掃除するように渡すと楽しんでやってくれます。
これはすごいおススメ。
ご飯食べた後の散らかった床を拭いてくれるとママが楽。
まとめ
いろいろ試行錯誤してみての感想ですが、
モンテッソーリについてネットで調べたりしているうちに、沢山のおうち遊びのヒントが得られたのがとてもよかったなと思いました。
そして今までは大人がやっていたことも、子供に手伝ってもらうことによって、子供も‘お仕事体験‘ができるし、
大人も助かるし、お互いハッピーだなーと思いました。
例を挙げると、1歳の息子のミルクを作るときに、
哺乳瓶にミルクキューブを入れてもらう‘お仕事‘を2歳の娘にやってもらうことにしました。
キューブを、数を数えながら入れます。サーバーからお湯と水を入れて溶かします。
それだけのことがとても楽しいみたいです。
その上、息子をいじめてばかりいた娘が息子にちょっと優しくなりました。
お仕事をすることでストレスが減ったのか、弟のお世話をしていることで母性が生まれたのかわかりません。
でも、大人だって自分が作ったものを誰かが必要としてくれて、喜んでくれたらうれしいですよね?
きっと子供も同じなんだろうなと思いました。
それに気が付けて、良かったなぁと思いました。
まぁ、私が作ったフェルトのおもちゃは、誰も必要としてなかったみたいだけどね!
わざわざおもちゃを作ってあげるより、何でもない遊びのほうが子供は楽しい。
それが本来のモンテッソーリ。